まずは音楽レッスンに向いたアプリをインストールしよう
このコロナ期で、筆者、オーストラリア在住のため、
ロックダウンごとに、毎日7時間近くオンラインでヴァイオリンを教えてきました。
はじめはわからないことばかりで、試行錯誤しましたが、
私の経験といたしましては、ZOOMを断然おすすめします。
さらには、ビジネスシーンでよく使用されるWebex、Microsoft Teams
海外の学校のリモートラーニングではGoogle Meetなどがよく使用されていたりします。
まず、Zoomをおすすめの理由としては、
- オーディオ設定が豊富。
- 比較的タイムラグが少ない。
向き不向きはあると思いますが、ZOOMは使いやすいです。
ただ、無料版ライセンスだと、タイムリミットなどもあり、制限はありますが、
一旦ログアウトして、ログインしなおせば、大丈夫です。
そのタイムリミットなどのデメリットを考慮しても、
Zoomは他社に比べ、断然お勧めできます。
音楽オンラインレッスンといえば、ZOOMでしょう。
以下のサイトに詳しくZoomの音楽レッスン向けのオーディオ設定の仕方が詳しく紹介されています。
すごく詳しく書かれているので、参考になさってみてください。
音質向上 オンラインでレッスンで使うZoomの設定を見直そう
https://edyclassic.com/8112/
Zoomの音声設定
オンラインレッスンをする上で重要になってくるのはまず、WIFI設定と通信速度です。
アプリや、マイク、パソコンなどを揃えたとしても、WIFI接続がなかったり、
インターネットの通信速度が遅いとレッスンになりません。
スマホでもレッスンはできますが、それなりにデータ通信量を使いますし、
画面が小さいので、とにかく目が疲れます。
生徒さんではスマホ、タブレットを使ってる方たくさんおられます。
でも、WIFI接続は必須ですね。
こちらのサイトでご自宅のインターネット通信速度が調べられますので、
気になる方は、クリックしてみてくださいね。
オンラインレッスンで必要な速度は20-80Mbpsくらいあれば最適です。
ただ、お天気が悪かったりするとやはりネットも不安定です。
ネットやマイクの調子が悪いときには、電話回線スピーカーを使い、ZOOMなどののマイクはミュートにすると、結構スムーズにレッスンできたりします。
次にマイクやイヤホン、オーディオインターフェイスを揃えよう
私は去年購入したMacbook Pro M1 13インチを使用してますが、カメラが搭載されてるので、ウェブカメを揃える必要はありませんでした。
ヴァイオリンの場合はカメラ1台でもなんとかなりますが、ピアノなど楽器を動かせない場合は他にデバイスやカメラが必要になるかもしれません。
パソコンに搭載されてるマイク、スピーカー、カメラでなんの不便もありませんでしたが、自分の宅録用に購入していたコンデンサーマイクをオーディオインターフェイスにつないでみると、すごく音の質が向上しました。生徒さん方に聞いても、すごくはっきり聞こえるとのことでした。
ちなみに私は、AKGのC214というマイクとSteinburg UR22cというインターフェイスを繋げてレッスンしています。
マイクを設定すると、パソコンから出てくる音をマイクが拾ってしまい、相手側にエコーのように聞こえてしまうため、必然的にイヤホンが必要になってきます。
私は、長時間レッスンするため、ヘッドフォンなどの圧迫感があるものは、疲れてしまうので、Airpods Proを使用しています。Airpodsは外の音もそれなりに聞こえるし、つけ心地がいいので、7時間つけっぱなしでも大丈夫です。
なぜか、イヤホンをつけると、自分の出す声の音量が小さくなって、喉にもいい感じがします。
ただ、マイクや、イヤホンをつけることによって、Zoomのオーディオ設定と、パソコンの音設定、Bluetoothの設定など、どれかが間違っていると音が出なかったりするので、そういったことに自信がない人は、パソコンについているスピーカーとマイクで十分だと思います。
レッスンだとやはり時間制限があるので、そういった設定でモタモタしているとかえって悪影響ですし、
動画やオーディオなど、音を共有するときなどは、設定を変えないといけないので、
スピード感や慣れは必要になってきます。
オンラインの教え方のコツを把握しよう
対面型レッスンとオンラインレッスン、どちらが効果的か?!
それは、もちろん、先生のお宅に伺って、
レッスンを受ける方が、断然、効率が良いですし、楽しくもあります。
私も、色々オンラインで開催される先生同士のワークショップや講習会など参加してきましたが、
やはり、オンラインはつまらない。
特に子供にとっては先生の素直な感情表現や話すタイミング、
部屋の雰囲気や他のお友達との関係性など、
オンラインでは取得できないものを吸収してお勉強していきます。
オンラインですと、やはり先生の話が一方的ですし、
視線もなかなか合わない、話すタイミングも難しいです。
が!
メリットもたくさんありますよね。今のこの時代。
音楽のオンラインレッスン選択は必須になってくるでしょう。
教える側としてまず押さえておきたいのは、
- 一方的に話しすぎない。最近は、YOUTUBEとかでも欲しい情報はすぐ検索して、お勉強できてしまいます。でも、ライブのオンラインレッスンは一対一のレッスン、まずは生徒さんの演奏をしっかり聞いて、教えるポイントを押さえましょう。ダラダラと、つまらない話をしたり、教えすぎは禁物です。
- ビジュアル効果を利用しよう。とにかく、話し方、表情など、大袈裟くらいが楽しいです。ジェスチャーも大袈裟に、子供のレッスンには、コスチュームや、ぬいぐるみや、ちょっとした小物を使ったりすると効果的です。部屋の飾りなども、少し工夫して見ましょう。
- GOOGLE DRIVEを使ってみよう。オンラインレッスンの最大のデメリットは、一緒に弾けない、合奏できないことです。そして、レッスン後のフォローアップのために必要になってくるのが、一緒に演奏するための、先生が生徒のために作った演奏録音。私は、Googole Driveを使っています。自分の録音をGoogle Driveにアップデートし、そのリンクを生徒のメルアドに送ります。生徒がそのリンクをクリックするとお手本の演奏が聞ける、またはBluetooth Spekerを使ってもらえれば、一緒に演奏できたりします。生徒がGmailのアドレスを持っていれば、すごく便利なオンラインストレージです。
世界を相手に
そしてオンラインの最大のメリットは、世界中にアクセスできる!
筆者は子供の頃日本でイタリア人の恩師に教わっていましたが、日本語ではなくイタリア語のみでした。
それでも、対面レッスンでは、なんの苦労もなく教わっておりました。音楽は世界共通語。
日本にいながら、ヨーロッパの有名音大の先生に教わるのも夢ではありません。
その逆で、日本にいながら、海外在住の日本人や、日本の音楽教育を受けたい外国人に教えることも可能です。
今、あなたが音楽留学生なら、留学先から日本人に向けてレッスンすることも可能です。
ワークショップも世界中から参加者を集うことも可能です。
まとめ
コロナ禍で不安定な時代。オンラインレッスンはこれからもある程度続いていくと思います。
自分のライフスタイルにあった仕事の仕方、上手に利用できるといいですね!